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低用量ピルは休薬期間も避妊効果が持続する

2020年07月15日

28日を服用期間の1サイクルとして卵胞を発育させ、排卵を防ぐ事で避妊効果を得る事が低用量ピルの仕組みですが、服用期間中に7日間の休薬期間を設ける必要があり、プラセボを同時に服用するタイプも存在します。プラセボとは避妊効果のある薬品を継続して服用する事で、服用期間中に避妊効果の無い薬品を服用しても心理的に効果があると錯覚させ、低用量ピルに含まれているエストロゲンを増加させる効果と合わせて、疑似的に体内環境を妊娠させて実際の妊娠防ぐ効果があります。

通常のピルと違う点は月経を迎えても排卵が発生しない点で、消退出血と呼ばれる月経特有の出血のみが発生すると同時に、脳から分泌されるゴナドトロピンと呼ばれるホルモンの分泌量が調整されます。このホルモンは生殖腺刺激ホルモンの集合体で、卵胞刺激ホルモンと間質細胞刺激ホルモンが脳からの命令で分泌され体内のホルモンバランスを整える効果があります。

休薬期間中はこれらのホルモンと同時に胎盤から分泌される絨毛性ゴナドトロピンの発生量を血中からコントロールしていき、休薬期間中でも体がスムーズに避妊体制を整えられるようになります。また妊娠は受精卵が子宮内で着床すると実現される現象なので、子宮内の皮膜を薄く維持すれば妊娠を防げる為、低用量ピルで各種ホルモンをコントロールして子宮内の着床環境を阻害すれば、体内の妊娠環境を無くせます。

しかし月経を阻害する効果は無いので消退出血は通常通り発生しますが、低用量ピルを服用すると子宮内膜が妊娠用に厚くならないので、子宮内膜が剥がれて発生する消退出血の出血量が少なくなるメリットがあります。休薬期間中の月経の出血量も少なくなるので、妊娠したと錯覚する方もいますが、微量でも出血していれば低用量ピルで避妊に成功した事を意味しているので、服用後の月経状態は細かい変化でも全て記録しておき、体内の状態を把握してください。

また現存する女性ホルモンが少ない方は、低用量ピルの影響で消退出血しない事例もあり、中でもプロスタグランジンの分泌抑制は出血量だけでなく、月経時に発生する下腹部痛も抑制できるので、通常時よりも肉体の自覚症状による負担を軽減できます。加えて消退出血の出血期間も短くなるので、出血所応対から避妊の成功を確信する方法もありますが、低用量ピルを服用すると脳が妊娠したと錯覚する環境を整える効果があります。特にプロゲストーゲンとエストロゲンの増加状態維持は、脳から伝達される排卵命令が卵胞成長の方向性に変化するので、受精卵の無い状態で肉体の妊娠状態が進行していき、肉体がその事を察知すると消退出血が発生し、月経のサイクルを終えます。低用量ピルではこの現象を休薬期間中に発生させるので、避妊効果を高くする為の行動である事を十分に留意した上で服用する共に、消退出血が発生した段階で避妊が成功した事を理解できるようにしておきましょう。